純粋な信仰心の高さにおいては、跳びぬけたレベルにある人・・、それを[妙好人(みょうこうにん)]と言います。
江戸後期、大阪は泉北(せんぼく)郡に生まれた《物種吉兵衛(ものだね・きちべえ)》さんも、その一人です。
裕福な農家に生まれた吉兵衛さん。
村相撲では一番!というほど、堂々たる体格で強く、激しい気性を持っていました。
しかし、彼は人生の大きな問題にぶち当たり、自分の田畑(財産)も売ってまで、聴聞(=仏法を聞く事)の日々を送ります。
そして、たぐいまれな念仏者になっていくのです。
これは、そんな一人の男の物語です。
人生の大きな問題の始まりは、吉兵衛さんの[恋愛事件]でした。
吉兵衛さんは、親の許しなく、或る村の女性と恋に落ちました。
そして、その女性に赤ん坊が出来ました。
しかし・・、つづく
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紙芝居:「妙好人 物種吉兵衛さん」(その1)
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