もちろん、僕は仏教の僧侶なのだが・・。
『アッシジのフランチェスコ』を調べれば調べるほど、[宗教]というものは(大局からを見れば、語っていることは)、仏教もキリスト教も「よく似ているな」と思った。
フランチェスコは、キリスト教圏に生まれたから、キリスト教になったのだろうが、仏教圏に生まれれば、仏教徒になっていたかもしれない。
話は変わるが、おそらく(僕のそんな性格を)知っていてだろうが、大阪の[キリスト教病院]のホスピス病棟から[紙芝居法話]を依頼されたことがある。
その時、連絡を下さった担当の看護師さんに「キリスト教の病院に仏教の坊主が、法話に行っても良いのですか?」と聞いたことがある。
その時は「はい、結構です。キリスト教の病院ですが、入院をされている方は[仏教]の方ばかりなので・・。好きにしゃべって下さい。信頼してますので。」と答えられた。(信頼してますと云われたので、アホなことは言えんかったが[笑い])
そんなものだろう・・と思う。
キリスト教と仏教、確かに違うが、目くじらを立てて睨むのはたいてい宗教者だけで、「心の安らぎ」を求めておられる方は、何宗でも何教でも良いのだ。
確かに、そこに付け込む[悪い宗教団体]や[霊感商法]のやからはあるが、そこは、お互い信頼関係が一番大切なのだろう・・と思う。
そういう・・ものだろう。