その様子を見ていたと隣りのお寺の和尚さん。
「これこれ、見苦しいぞ!こういう時こそ、一休和尚の遺言状(遺書)ではないか!
これこそ、一休寺の一大事。きっと、遺言状にはこのような時は、どうすれば良いかを詳しく書いてくださっているに違いない。
‥又、お寺の大事な跡取りの事も書かれてあるかもしれん。
さぁ、皆で読経してから有り難くこの書を開こうではないか。」と言いました。
「そうじゃ、そうじゃ!和尚さまの遺言状じゃ。きっと素晴らしいお智慧が書かれてあるに違いない!」と皆は声を上げました。
そして皆でお経をあげてから、恭しく一休さんの遺言状を頂き、隣の和尚様が代表してこの書を開いてみると‥、
隣の和尚さま、この書を見て、ずるっとずっこけてしまいました。
皆はびっくりして、『どうされましたか?‥なっ何と書かれてあったのですか?』と聞くと、隣の和尚さまは、その書を皆に開いて見せました。
‥そこには。 つづく
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紙芝居『一休さんの遺言』(その2)
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