住職のつぼやき[管理用]

記事一覧

※画像をクリックすると拡大されます。

紙芝居『一休さんvs蓮如上人』(その2)

ファイル 2509-1.jpeg
‥再び一休さん。
「おっ、蓮如さんから返事が来たぞ!
どれどれ、何と書いて来た。」と一休さんは封を切りました。
‥そこには一首の詩のみが書かれてありました。
『阿弥陀には、隔(へだ)てる心なけれども、蓋(フタ)ある水に月はやどらじ。』と。
ファイル 2509-2.jpeg
一休さんは思いました。
「つまり、輝く月の光は、この世のどのような容器の水にも、その影を写(うつ)す。
だが、蓋(フタ)をしてしまった容器には‥、
ファイル 2509-3.jpeg
水は映(うつ)らない。
それは月が悪いのではない。
我々の方が、月の光を受け入れないのだ。
つまり、阿弥陀さまの慈悲を疑って受け入れないのだ。
ファイル 2509-4.jpeg
その蓋(フタ)を開ける、すると月影は映る。
‥つまり、『自力(じりき)』を思いを捨てると、『他力(たりき)』の阿弥陀さまは、たちまち救いとってくださるという事か。
はっはっはっ、蓮如上人見事な返答!そう来たか!」と一休さんは言いました。つづく

コメント一覧

コメント投稿

  • 「名前・コメント」欄を入力し、投稿ボタンを押してください。
投稿フォーム
名前

「Eメール・URL」欄を表示する (迷惑メール対策のため、アドレス欄を非表示にさせて頂いています)

コメント
文字色
削除キー
公開設定

上に戻る