・・余談になるが、個人的に戯曲『出家とその弟子』と、映画『スターウォーズ』は似ていると思っている。
まず、どちらも壮大な「大河ドラマ」であると言う事。
そして、物語のテーマが似ている。
「師匠と弟子」=(オビワンとアナキン、又はヨーダとルーク)=(親鸞と唯円)、
「善と悪」=(ジェダイとシス)=(親鸞と左衛門との問答)、
「そして禁断の恋」=(アナキンとパドメ)=(唯円とかえで)、
そして「父と子」=(アナキン〔ダースベイダー〕とルーク〕)=(親鸞と善鸞)・・。
ひょっとして、ジョージルーカス監督は『出家とその弟子』を読んでいたの?・・んな訳ないか。
余談ついでに、もう一つ。
「唯円とかえで」は、どのように過程で結婚まで至ったか?
それは、原作(戯曲)にも書かれていない。・・おそらくそれは、この戯曲のテーマからいうと、「そんな事、たいした事ではないので(読者に)そのへんは勝手に想像してね」と、作者(倉田百三氏)が言っているように思える。
それも、(ひとつ例を出すならば)「スターウォーズ エピソード2」と「エピソード3」の間を紡ぐ、大事な「クローン大戦」のエピソード部分が映画には無くて、結局、アニメでちょびっと作り、ファンに「そこんとこは、想像してね」と、ルーカス監督がしたのも似ているような気がする。
あかん!・・なんか、このままでは今回「出家とその弟子」の本筋からどんどん離れていくような気がする。
この辺で物語に戻すことにします・・。 余談でした。
(かえで)「お前さま、それで、ご子息〔善鸞〕さまにご連絡なされましたか?」
(唯円)「・・・。 うん、お師匠さまには内緒で、関東にいる〔善鸞〕殿に手紙を出しておいた。
追っ付け、善鸞殿も駆けつけて来られよう。」
(かえで)「・・お前さま、一つお聞きしてもよろしょうございますか? どうして善鸞様は、大事な跡継ぎのご長男でしたのに勘当されてしまわれたのですか?」
(唯円)「うん、それはな・・。」 つづく
(又、つづくかいっ!? ひとつも話が進んでないやいけ!・・余談ばっかり書いてるから、こうなってしもうた。〔涙〕)