
六人の福の神と村人達が、自分たちの村近くまで帰って来た時、キレイな琵琶の音色が池の方から聞こえて来た。
「おおっ、うつくしい音色じゃのう。心が休まるわい。‥誰が琵琶をひいておるのじゃろう。」と村人が言うと、
「うん、あれはおそらく弁財天(べんざいてん)じゃろう。女性の神様じゃ。」と布袋和尚が答えた。
「布袋さま、あの神様も仲間に入ってもらえませんかのう?音楽も幸せをもたらせてくれますので‥。」
そこで早速、布袋和尚は「よし、最後の一人に是非、弁財天の女神に入ってもらおう!彼女は芸能の神で財運ももたらせてくれるのでのう。」と言って、弁財天に仲間入りを頼み、加わってもらった。
「よし、これで七人!七人の福の神じゃ。」と布袋和尚が言うと、弁財天の女神が、
「‥でも布袋さま、神の人数の数え方は[七人]ではなく、[七柱(はしら)]と呼ぶのではないでしょうか?」と尋ねた。
すると布袋和尚は「七柱などと呼ぶのは、舌を噛みそうなので、ここは「七人」で良いではないか!フォフォフォ」と言って答えた。
「さぁ、それでは村に行こうかのう?!」
村人は「もう、すぐそこでございますだ。」つづく
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