(はじめに)
10年ほど前になるが、和歌山県の「白浜はまゆう病院」へ、お寺の出前に行ったことがある。
その時、講演の時間までまだ時間があった為、近くの『南方熊楠記念館』に寄った。
(白浜:南方熊楠記念館)
それまでに、テレビや雑誌でこの『南方熊楠(ミナカタクマグス)』さんの事は知っていたが、実際この記念館を見学したのち、さらに身近に感じ「紙芝居化したい」と、この時から思いだしたのだ。
(記念館内部)
そしてその後、何度もこの記念館に足を運び、(ついでに白浜温泉にも浸かり〔笑い〕)、又いろんな〔熊楠関係の〕本を読み、二年ほど前にようやくこの紙芝居は完成した。
書き直したい所も(多少)あり、なかなか発表までこぎつけなかったが、今回「もう、このへんでエエやろ」と思ったので、ここに発表させて頂くことにする。
ちなみにこのへんてこな題名は、テレビアニメ『不思議なメルモ』(手塚治虫原作)をダブらせて付けさせて頂いた。
知ってる人は知ってると思うのだが、ここで「メルモちゃん」の歌のさわりを少し・・。「メルモちゃん、メルモちゃん、メルモちゃんが持ってる、赤いキャンディー、青いキャンディー知ってるかい? ちょうちょは卵に ベビーは大人に 小さくなるよ大きくなるよ、スゴイよ」・・もっと書きたいが、今回はこのへんにしておく。(余談になるが、僕はずっとこの歌を口ずさみながら、この紙芝居を書いた。〔笑〕)
そう、僕の頭ではこの熊楠(クマグス)という方は、奇妙奇天烈で、とても常識では理解出来ず、まるでこのアニメの題名そっくりな不思議な人なのである。・・だから、こんな題名にした。
それでは『不思議なクマグス』のはじまり、はじまりー。
ミナカタ・クマグスは不思議な人。
皆さんは、南方熊楠って知ってますか?
ある人は、彼を「植物学者」と呼び、又ある人は「民俗学者」と呼びました。
クマグスさんは世界の国の言語18ヵ国語を話し、動物・植物・天文学・歴史から仏教哲学まではば広い知識を持ち、『歩く百科事典』と呼ばれ、不思議なところでは〔幽霊〕とも話すことができたというユニークな大学者なのです。
つづく
[管理用]
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紙芝居:「不思議なクマグス ~南方熊楠の生涯」(その1)
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