住職のつぼやき[管理用]

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紙芝居:「心やさしき聖者 念仏聖(ひじり)空也上人」 (プロローグ)

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一昔、日本史の教科書には必ずといっていいほど、この『空也(くうや・こうや)』上人の像が載っていた。(今はどうか知らないが?)
 (小島よしおがニャッと笑ったような)恍惚の表情を浮かべ、口から小さな仏像を吐き出しているこのお坊さん・・。『いったい、この人はどんな人だったのだろうか?』と思いながら、学生時代、僕はよくこの人の顔に〔落書き〕していた。(今から考えると何と罰あたりな!・・まぁ、もう時効やろ。〔笑い〕・・いや待てよ、罰当たりな事に〔時効〕ってあるのかな?)
 いかんいかん、又、横道にそれてゆく。・・元に戻して、前に進まねば!「前、前、前へ・・」(小島よしおの新しいギャグです)

 この『空也』上人、とっても優しく偉いお方なのです。(今さら言わんでも解ってるか!?失敬)
 一説によると、『ナムアミダブツ』というお念仏を、初めて一般民衆に説かれたのも、この御方なんだそうです。
 この『空也』上人、大きなお寺にも住まず、お金も持たず、ただただ困っている人を助けて、一生を過されました。
 水の無い所では井戸を掘ったり、川に橋を架けたりもし、土木作業もしました。そして、道端に捨てられた遺体を、自ら埋葬し弔ったりもしました。(ボランティアの走りですね)
 又、この御方が口からお念仏を称えれば、仏さまの姿に変わったそうです。・・そう、そのお姿こそがこの像なのです。
 (ああ、頭にちょんまげや、リーゼントなどを書き、口から『ヤッホー』とか『アッホー』とか書いて〔落書き〕していた僕がつくづく恥ずかしい・・)つづく

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