住職のつぼやき[管理用]

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紙芝居:『ダンテの「神曲」(煉獄界)』 その3

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「走れ!走れ! 急げ!急げ!」

ダンテ「ウィルギリウス様、なぜ、彼らはあのように、一生懸命に走っているのですか? マラソン大会でもやっているのですか?」
ウィルギリウス「・・あれは、生前の〔怠惰〕の罪を走って浄めているのだよ」

ダンテ「・・では、あの地面に伏せて嘆いていてる人たちは、いったい何を浄めているのですか?」
ウィルギリウス「あれは、〔地上の栄華〕や〔モノにうつつをぬかしていた愚かさ〕を、あのように地面に伏せて、反省しているのだ。・・どうだ、ダンテ、ここはちょっと大げさな〔躍動的〕反省ワールドだろう!」
ダンテ「生きている間に、やってきた事って、すべて〔死後の世界〕に反映してくるのですね。ちょっと怖い感じです。
 ・・あぁ、人間世界に戻れたら、しっかり気合を入れて毎日を暮らしてゆくぞ!」
ウィルギリウス「そうだ!ダンテ、気合だ!気合だ!気合だ!」
ダンテ「ちょっと違うような・・・?」 つづく

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