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紙芝居:『悲劇のゼンメルワイス医師「それでも手を洗え!』(その5 最終回)

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 そしてゼンメルワイスは、44歳の頃から精神のバランスを崩して、躁鬱病を発症。
 やがて、おかしな行動を取るようになり、ついに彼は認知症を発症、精神病院に入院します。
 が、入院してから僅か2週間で院内で暴れ出し(脱走を試みたという説あり)、職員が彼を取り抑えようとして暴行。
 そしてその時の傷が元で、僅か47歳で亡くなりました。
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 イグナーツ・ゼンメルワイスは、[手洗い消毒法]を考え出した偉大な医学者でした。
 がしかし、医療者達がゼンメルワイスが言ったように、こまめに手を洗うようになったのは、彼の死後2年が経ってからでした。
 又、手洗い消毒法が、健康管理の一環となったのは、それから100年も待たねばなりませんでした。
 今では、『感染制御の父』又は『母親達の救い主』と呼ばれるゼンメルワイスですが、その生涯は短く悲劇的なものでした。
おしまい

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