住職のつぼやき[管理用]

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紙芝居:『無症状感染者 チフスのメアリー』(その1)

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今から100年ほど前のお話。
 アメリカのニューヨークに『チフスのメアリー』と呼ばれた女性がいた。
 彼女は善良で勤勉であった。
 が、彼女は自覚症状の無いまま、周囲に[腸チフス]をうつして感染者を増やした。
 その数、47名。内3人が亡くなった。
 新聞は『アメリカでもっとも危険な女』と書いて報道した。
 ・・これは無症状であるがゆえに、多くの人に病いを移してしまった一人の女性のお話です。
 はじまり、はじまりー。
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 彼女の本名は、メアリー・マローン。
 ヨーロッパはアイルランドの出身。
 貧しさゆえに1883年、家族でアメリカ・ニューヨークに渡って来た。
 彼女は料理が得意だった。 
 それで、自然と彼女は大人になると、お金持ちの家の家政婦となり、料理代行を任されるようになっていった。
 本来マジメな彼女は、雇い主からも信頼され、貧しいながらもそれなりに、幸せな人生を送っていたのだった。つづく

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