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紙芝居:『夜泣き石』(その3)

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 やがて、『作材(ざくざい・ざくざえ)の石』はお城に到着し、庭師によって殿様の部屋の横に置かれました。
 その夜のこと・・。
『しくしく、しくしく・・』
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 殿様が眠っていると、庭から誰かの鳴き声が聞こえてきました。
 「いったい誰の泣き声だろうか⁈」と殿様は思いました。
 やがて、その泣き声はだんだんと大きくなっていきます。
 たまらず、殿様は寝床から起き上がり、ふすまを開けると・・、
ファイル 1907-3.jpg
 なんと、昼間運んだ『作材の石』が、おいおい泣いているのです。
 やがて石は、『作材(ざくざえ)のうー!、作材いのうー!=(作材に帰りたい)』と言いながら、大声で泣き始めました。
 その声を聞きて驚くとともに、殿様は「あっ!」と一つの事件を思い出しました。
 それは、一年前に[作材]村で起こった、『逃散(ちょうさん)』と呼ばれた、税が払えず、一夜にして村ごと夜逃げした大事件でした。 つづく

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