明治時代は終わり、大正、昭和へと時代は移り・・、
露子の家に次々と悲劇が襲います。
昭和16年、長男は病死。
終戦の年、昭和20年。精神の病から息子に家督を譲っていた夫が死亡。
さらに戦後の農地改革で、杉山家は[保有農地]を失い、経済的大打撃を受けます。
しかし、もっと大きなショックは、次男の自死でした。
次男が亡くなってから、露子は彼が生前からよく通っていたという、(現・河南町の)高貴(こうき)寺に、度々足を運び、住職との交流を深めてゆきます。
この山深いお寺で、露子は(おそらく)心の安らぎを求めたのでしょう。
現在、このお寺には(杉山家のお墓とは別に)、露子と子供たち三人のお墓が建っています。 つづく
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紙芝居:「歌人 石上露子(いそのかみ・つゆこ)」(その8)
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