皆さんは『大石順教(おおいし・じゅんきょう)』という尼さんを知っていますか?
彼女は、自分が遭遇した『両腕を斬り落とされる』という、苛酷な運命を受け入れ、加害者を恨まず、仏に帰依して生き抜かれました。
口に筆を咥えて、写経や写仏など描き、さらに日本で初めての身体障がい者女子の為の自立精神道場も設立されます。
人々に生きる希望や勇気を与え、『日本のヘレン・ケラー』と呼ばれた、彼女の生涯を紙芝居で見て頂きましょう。
はじまり、はじまりー。
大石順教。本名[大石よね]、芸名[大石妻吉(つまきち)]。
彼女は、明治21年(1888)年、大阪は《道頓堀》という賑やかな町のすし屋で生まれました。
幼い頃から、好きであった踊り[舞い]を学び、13歳でその才能を買われて、大阪堀江の[山梅楼(やまうめろう)]という花街の舞妓になります。
そして、その店の主人であり、のち養父となった[中川万次郎]のもと、厳しい修行に明け暮れる毎日を過ごしておりました。
父、万次郎の稽古は厳しいものでしたが、とても愛情深いものであったと伝わっております。
が、しかし・・・、つづく
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紙芝居:「大石順教尼ものがたり」(その1)
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