・・覚鑁上人。
幼い頃は、弥千歳麿(やちとせまろ)と呼ばれていました。
彼は、九州の[肥前の国]=(今の佐賀県)に生まれました。
父は地方豪族の追捕使(ついぶし)。[今の警察庁長官]で、海賊などをビシバシ捕まえる凄腕であったそうです。
「父上は凄い!かっこいい!」と、弥千歳麿は大変、父を尊敬しておりました。
・・が、しかし、
弥千歳麿は見てしまったのです。
ペコペコ頭を下げて、カッコ悪い父の姿を。
それは、父の上役の貴族役員が、都からやって来て、父をしかりつけている所でした。
その時、父はただただ、ひたすら汗をかいて、あやまっておりました。
この姿を見た弥千歳麿は、ただもう、たいへんショックでした。
そこで・・。 つづく
[管理用]
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紙芝居:「懺悔の聖者 覚鑁(かくばん)上人」(その2)
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