住職のつぼやき[管理用]

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紙芝居:「黎明(れいめい)のくろまろ」(その4)

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「蘇我入鹿(そがのいるか)ー!、覚悟せよ」と、中大兄皇子は剣を抜き、振り下ろしました。
「ぐわぁー、やられたー」と、入鹿は倒れました。
 世に云う[乙巳(いっし)の変]です。
 西暦645年 蘇我入鹿は亡くなりました。
 そしてその後、[蘇我の一族]は滅びました。

 それから間もなく、皇子の家臣[中臣鎌足(なかとみのかまたり)]が、くろまろの所にやって来て言いました。
「後味の悪い終わり方でした・・。
 が、これで新しい国作りが出来ます。『大化の改新』です。
 くろまろ先生、制度の改革、そしてこの国の舵取りを、よろしくお願い致します。」と頭を下げたのでした。
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 こうして、くろまろと、留学生の仲間の僧[旻(みん)]は、時の天皇より、『国博士(くにのはかせ)』という、日本国の最高顧問(スーパーアドバイザー)を任命され、日本政府組織の大改革に着手します。
 西暦649年 唐の国に習って『八省百官(はっしょう・ひゃっかん)』という、[省庁]の設置。
 又、農地の分け与え、税の在り方、兵役制度など、その後の日本の制度の基礎を作り出しました。
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 が、くろまろは国の改革だけに関わって、いられませんでした。
 それは、外交官としての仕事が待っていたからです。 
 次回、最終回、・・つづくマロ

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