住職のつぼやき[管理用]

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笑いと感動

 この前、イベント純昭師が、布教でお寺に来てくださった時、帰りに「・・観念寺の門徒さんはノリがいいですねぇ。よく笑い、よく頷き、話し易かったですわ」と言ってくださった。
 これは、先生の話術が高尚であり、楽しいのは当然ながら、うちの檀家さんのお寺に求めるものが、昔ながらの原点に戻ってきた為だと思っている。
 昔のお坊さんの紙芝居を作っていると解るのだが・・、
昔むかし、お寺は娯楽の発信基地であり、そして泣いたり、常識的な態度で感情が多いに出せる場所であったと思うのだ。
 それが、いつのまにかお上品さ、敷居の高さ=お寺となってしまっていた。
 それが、今、ようやく元に戻ってこれた!と思うのだ。
 僕はそのようなお寺にしたいとずっと思い、(微力ながら)コンサートやお芝居、そして笑いと感動が全面的に出せる、感情的なお説教の発信基地にしてきたつもりである。
 つまり、お寺の敷居を下げまくって来た。
 僕がこのお寺に入寺して、20年。
 ようやく、昔むかしの紙芝居の中のお寺のような形が出来てきたと思うのだ。
 そんなことを、イベント布教使に言われた言葉で、改めて感じたのである。
 これからも、品の良い(笑いと感動と教えの)発信基地にしていきたいと思う。
 
 

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