住職のつぼやき[管理用]

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「ダム湖に消えた村」という紙芝居の取材

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 今、『ダム湖に消えた村』という紙芝居の制作に入っているのだが、これがなかなか、やっかいな仕事なのだ。
 ・・と、いうのは、「昔々大昔」のお話と違う「現在」、もう少し厳密に言うと「少し前(昭和の中頃)」の実話で、現地取材や、地元の方などにいろいろと実際に起こった事を聞かないと出来ないストーリーなのだ。
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 これは、河内長野市滝畑(たきはた)という地区のお話で、平家の隠れ里伝説もあり、古いしきたりの今も残るこの地区が、河内長野市の人口増加(飲料水確保や洪水防止整備)の為に、村そのものに水を溜め、(つまり村を沈めて)人口的な湖にしてしまったというお話なのだ。
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(『新滝畑台』の皆さんと)
 で、たくさんの資料を読んだり、現地に取材に行ったりしたのだが、やっぱり、実際にそのことを経験された人の話を聞かせて頂くのが一番と、昨日の晩、(河内長野市観光ガイドボランティア[滝畑班]の前会長さま)の仲立ちを得て、現在、村が沈んだために、引っ越しをせざるを得なくなった、「新滝畑自治区」の皆さんと、さらに、今も昔の滝畑にお住まいの生き証人のようなお方にお会いし、その時の生々しいお話を聞かせて頂いて来た。
 今回のこの調査(取材)は、僕にとってたいへん貴重なものとなった。
 この聞かせて頂いた貴重なお話を生かし、紙芝居完成まであと少し、急ピッチで進めたい。

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