住職のつぼやき[管理用]

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紙芝居:「捨聖 一遍上人」(その3)

映画「一遍上人」より
 ・・余談ながら、観念寺の記念スタンプを作って下さった[仏像はんこ愛子]さんから、以前「一遍上人の映画が完成したそうです。それが、主役の一遍を演じているのが、なんとお笑いコンビ『キャイ~ン』の[ウド鈴木]さんなんです。」と、お聞きした。
 僕は「まさかっ?!」とは思わなかった。
 なぜなら、顔も似てるし、雰囲気も似てると思ったからである。(演技力は解らんかったが・・)
 しかし、もし願うならば、僕は主役にはミュージシャンの故[河島英伍]さんにぜひ、演じてもらいたかった。・・僕にはどうしても、河島さんと一遍さんが二重写しになって仕方がなかったのです。
 まぁそれで、この映画を観たのだが、ウドさんは、一生懸命に一遍さんに成りきって演じておられた。
 しかし、願わくば、ウドさんにも、踊り念仏の場面では、(恍惚の表情で)一緒に踊ってもらいたかったなぁ・・。
 あぁ、紙芝居に早くいかないと・・。
ファイル 1160-2.jpg
 一遍様は、お坊さんを止めて『還俗』されます。
 そして、武士に戻り、妻も一度に二人も娶られます。
 それは、後継ぎの子を早く作るためだったのかもしれません。
 しかし、二人の妻の折り合いがやがて悪くなり、真ん中に挟まれた夫・一遍さまは悩まれ、連日右往左往する日々が続きました。
 そしてついに、刃傷沙汰の事件まで起こり、又お家騒動も勃発し、耐え切れなくなった一遍さまは、再び『出家』を決意されたのでした。(後継ぎは、どうしたのかなぁ・・?)
ファイル 1160-3.jpg
 (超一)「・・旦那様、出家なさるなら、どうか私と娘の(超二)もお連れ下さい。・・あなたの~(あなたの)、決してお邪魔はしないから~、お供に~(お供に)、ついていきたいの~。お別れするなら、死にたいわぁ、女~だから~~。」と、ピンカラ兄弟の歌のように、妻の一人である[超一]は、一遍さまに旅のお供を願い出ました。
(一遍)「・・仕方があるまい、共に参ろう。」と、一遍さまは承知され、こうして、親子三人と、お伴一人をつれた霊場を巡る旅が始まったのです。
 親子共々の修行の旅。
 それは、傍目にも奇妙に映ったことでしょう。 
映画「一遍上人」より
 つづく

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