住職のつぼやき[管理用]

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紙芝居:『ダンテの「神曲」〔煉獄界〕』 その1

ファイル 377-1.jpg
・・私の名はダンテ。イタリア人だ。
 政治抗争に破れ、私はフィレンツェの町から逃げ出した。
 気がつけば、私は〔黒い森〕に彷徨いこんでいた。
「もう、これで終わりか」と、思ったその時、不思議なことに〔あの世〕から、ウィルギリウスという名の〔古代ローマ人〕が現れ、私を助け出そうとしてくれた。
 しかし、彼はこの森から抜け出すには「あの世の世界を通過しなければならない」という。
 それで私は、彼に連れられ、『地獄めぐりの旅』に出た。
 そしてようやく、『地獄』を抜け出せたと思ったら、今度はその次の世界『煉獄(レンゴク)界』が待っていた。
 つまり、あの世とは『地獄』と『天国』だけではなく、その中間に『煉獄』という世界があるという訳なのだ。
 私とウィルギリウスは、その『煉獄界』へ、足を踏み入れたのだった・・・。
ファイル 377-2.jpg (煉獄門)
ウィルギリウス「見よ、ダンテ。あれが〔煉獄門〕だ! 
 私たちは今からあの門をくぐる。 ここは〔天界〕へ登る前の、『罪を清める』為の世界なのだ。 そして門をくぐれば、大きな山がある。そう、あれが〔煉獄の山〕といい、我々が今から登る山なのだ!」
ダンテ「・・ウィルギリウス様、確か〔地獄界〕は火山の噴火口の底に下りて行くような世界でしたね。 今度は山を登るのですね!」
ウィルギリウス「そうだ、わかりやすいだろう。・・あの山を登り終えた時、すべての罪は浄化され、〔天の楽園〕に到着することができるというのだ。 さぁ、門をくぐり、山を登ろう!!」 つづく

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