ペンネーム[石上露子(いそのかみ・つゆこ)]。
本名『杉山タカ(孝子)』。
彼女は明治時代、日本の詩や歌(短歌)の世界に彗星の如く現れ、多くの作品を残し有名になりました。
その作品の特徴は、古典の教養を元にしながら、華麗さと悲しさを漂わせたものでした。
(富田林市 杉山邸)
大地主の家に生まれ、美しさと才能に恵まれた彼女でしたが、その生涯は決して順風満帆なものではありませんでした。
このお話は、そんな彼女の波乱万丈なものがたりです。
杉山タカこと、石上露子は(この物語では[露子]で通します)、大阪は富田林市寺内町で生まれました。
彼女の家は、『富田林の酒屋の井戸は 底に黄金の水が沸く 一に杉山、二にさどや、三に黒さぶ、金が鳴る』と、
歌われたような、大地主の造り酒屋でした。
彼女の家は、大家族で父・母・妹の他に、祖父の家族たちも一緒に住んでいました。
そこで露子は、杉山家の『跡取り娘』として、厳しく又、とても大切に、育てられたのでした。 つづく
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紙芝居:「歌人 石上露子(いそのかみ・つゆこ)」(その1)
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