住職のつぼやき[管理用]

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紙芝居:「黎明(れいめい)のくろまろ」(その2)

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「うひゃ~、これが世界でも有数の大都市[隋]国か!僕等はここで、みっちり勉強するまろ。」と、くろまろ達一行は、隋国の門をくぐりました。
・・が、しかし、人は多い町でしたが、活気がありません。
 というのも、この国の皇帝は、わがままで残酷。人民の幸せを考えず、大土木工事やら戦争のやりたい放題し放題。
 民は泣いていたのです。
 そしてついに、堪忍袋の緒が切れて・・、
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 家臣(けらい)中から、反乱が起こりました。
 そして、あっという間に、『隋』国は滅亡し、『唐(とう)』という国が誕生したのです。
 建国に喜び民衆は唄いました。『隋、ずい~、ずっころばし~、唐が来てちょん。皇帝追われて、とっぴんしゃん。負けたーら、唐とこしょ~』と。(・・嘘です。又、しょうもない事、書いてもうたぁ[反省!])
 (話を戻して、)それは、くろまろ達がこちらに来て、10年近く経った時の大事変でした。
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 隋の国は滅びました。
 しかし、くろまろ達は日本へ帰国しませんでした。
 それは、この超大国の滅亡の原因と、新しい国の成り立ちの過程を、しっかり見ておけるチャンスだと思ったからです。
 くろまろは、新しい国の制度をしっかり学びました。
「うーん、何々・・。唐という国の仕組みは、『律令(りつりょう)制度』が基本になっているのかぁ。
『律』とは、人がしてはいけない事。
『令』とは、人が守らなくてはならない事。
 この制度が大事なんだ!
 これを、ちゃんと整備する為に、[役所]という所が必要なのだ。これを整備しないと、国は滅びてしまう。
 うーん、僕、いや私は、この制度を細かく勉強して、ヤマトの国に持って帰るぞ!」と、固く誓うのでした。 つづくマロ。
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(河内長野市立『くろまろ館』内、ゆるキャラ[くろまろくん])
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(河内長野市:高向(たこう)神社=高向氏一族の祖神を祀ったといわれている)

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