住職のつぼやき[管理用]

記事一覧

※画像をクリックすると拡大されます。

紙芝居:「妙好人 六連島のお軽さん」(その8:最終回)

ファイル 1600-1.jpg
(お寺の横に建つ『おかる同行の碑』。「でかっ⁉・・何かおかるさんに似合わないような気がした。」)
 辛い事の多かった人生を振り返りながら、夫と妻が、お互いを仏法の師匠・大先輩《善知識》と呼び、拝み合う姿は美しいものです。
 おかるさん、幸七さん、そして現道住職も・・、仏法で救われた喜びが(皮肉でなく)日記の中からほとばしっているようです。
ファイル 1600-2.jpg
(おかる・幸七のお墓・・こっちの方が好きやな、僕わ。)
 こののち、おかるさんは、56歳でコレラに掛かって、安政三年にあっけなく亡くなられます。(本当にあっけないですが、これが人生で、本当の姿です。)
 ・・
ファイル 1600-3.jpg
 それより少し前、おかるさんは西教寺を訪ねて、どういう気持ちか、住職に次のような歌を《一首》言い残しています。
 『亡きあとに、かるをたずねる人あらば、弥陀の浄土にいた(行った)と答えよ』。
 これが彼女の辞世の句となりました。
 そう、この歌の如く、おかるさんは浄土に還られたのです。
 おしまい

 ( ※今年の風雲急の芸能界に捧ぐ・・。)

コメント一覧

コメント投稿

  • 「名前・コメント」欄を入力し、投稿ボタンを押してください。
投稿フォーム
名前

「Eメール・URL」欄を表示する (迷惑メール対策のため、アドレス欄を非表示にさせて頂いています)

コメント
文字色
削除キー
公開設定

上に戻る