最近、『お寺の出前』(紙芝居法話)の現場に、いろんな方が見学に来られる。
そう、つい先日も『特養 甍』に一人の(介護関係のお仕事の)女性が、見学希望で来苑された。
この方も、いずれご自分の福祉業務の現場で『紙芝居』を使って講話をされたいとの事であった。
僕にとって『紙芝居』は、今では福祉・医療の現場で『仏教法話』をする為に、なくてはならない物となっている。
・・が、それは(たまたま)僕にとっての話で、いろんな職種の方達が、それぞれに『紙芝居』の活用方法を考え出されてゆけば、それは多種多様にそれぞれの分野で素晴らしい効果を生み出してゆくに違いないと思っている。
『みんな違って、みんな良い』と、云われたのは、確か『金子みすず』さんだったっけ・・。
そうなんだと思う。
先日、紙芝居を見られたある方が僕に、「真理って、シンプルなものなのですよね。・・紙芝居のお話みたいに。」とおっしゃられた。
その通りだと思う。
『紙芝居』は、実にシンプルで、かつ深いものだ。
僕はここに、この方が云われた《真理》なるものがあるように思えてならない。
この真理というものを、人の幸せと気づきの為に、紙芝居が活用されれば、正に「みんな良い」である。
『紙芝居』を、それぞれに活用されたいと考える人たちに、幸あれ!