住職のつぼやき[管理用]

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紙芝居:『相撲のはじまり』(その2)

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 天皇の家来は宿禰(すくね)に言いました。
「野見の宿禰、ただちに天皇様のもとに参るように!
 そこで、お前は[力比べ]をするのじゃ。
 相手は、當麻の蹴速(たいまのけはや)]という者だ。
 蹴速は『力比べで、わしに勝てるものはいない!』と、自慢しておる!
 天皇様は「あやつの天狗の鼻を折ってやれ!」と言っておられる。
・・が、蹴速と互角に戦える力持ちは、おぬししか居ないんじゃ。
 宿禰、天皇さまの御前で、お前の力を見せてくれ!」
「はっはい、わかりました。」と、宿禰はこの突然の命令に、戸惑いながら了承しました。
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 垂仁(すいにん)天皇七年、七月七日。
 奈良の[三輪山]のふもと・・。
 天皇が見守る中、野見の宿禰と當麻の蹴速の[力比べ]が始まろうとしていました。
 これが、『相撲のはじまり』です。 つづく
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(奈良県三輪:実際に「宿禰たちの相撲」は、ここで行われたという『相撲神社』)

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