住職のつぼやき[管理用]

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紙芝居:『夜泣き石』(その2)

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 ある日、岸和田城のお殿様が、お寺参りの為に、[作材村]の石の橋の近くを通りかかりました。
 このお殿様の名は『岡部行隆』公といいました。
 殿様は、その石橋を一目見るなり、「良い石じゃ、欲しい!」と気にいってしまいました。
 そして、家来に命じました。
「お前たち、作材の村人に命じて、すぐにこの[石橋]を取り外し、城の庭に運んでもって来るように!」と言いつけたのでした。
ファイル 1906-2.jpg
 「えんやさ、えんやさ、皆引けーえんやさ!」と、みんなで石橋を取り外して、作材の村人はお城に向かって運びます。
 しかし、「何かおかしいなぉ~。石がお城に行くのを嫌がっておるみたいや。重くて重くて、なかなか進まんわ。」と、みんなは汗びっしょり。
 そして、ようやく石はお城に到着しました。つづく

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