住職のつぼやき[管理用]

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紙芝居:「常識」(その2)

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 その夜、和尚さんと小僧さんと猟師は、お寺の山門の下に座り、じっと手を合わせておりました。
 すると、
 目の前の林が、ざわざわと風もないのに動いたかと思うと、小さな光が二つ、キラリと輝きました。
 そして、白い霧が立ち込めたと思うと、その中に突然・・、
ファイル 1730-2.jpg
 白い大きなゾウに乗った、普賢菩薩が現われたのでした。
 「あっ、仏様だ!‥あぁ有り難や・・。」と、和尚さんと小僧さんは、一心に手を合わせました。
 その時です。
 後ろで控えていた猟師が、突然立ち上がり、一歩前に出たかと思うと、
ファイル 1730-3.jpg
 大きく弓を引いて、仏めがけて、矢を放ったのでした。
 つづく

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