住職のつぼやき[管理用]

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紙芝居:「妙好人 八尾のおしもちゃん」(その1)

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純粋な信仰心においては、飛びぬけたレベルにある人。
 それを[妙好人(みょうこうにん)]といいます。
 妙好人には、男も女も関係ありません。
 又、大人も子供も関係ないのです。
 ここに、一人の子供の妙好人がいます。
 名前をおしも(阿霜)といいました。
 時は、江戸時代。
 場所は、南大阪の[八尾]。(正確には、河内の国:若江郡八尾木村)
 彼女は、善立寺様の門徒(信徒)で、木綿屋利右衛門の娘でした。
 この年、八歳。
 はてさて、なぜ、おしもちゃんは妙好人と呼ばれるようになったのでしょう?
 それでは、始まり、はじまりー。
ファイル 1610-2.jpg
 記録によりますと、おしもちゃんは、おとなしい性格であったそうです。
 ある日のこと。
 おしもちゃんは、行燈の引き出しの中から、偶然、一文銭を見つけました。
 [一文]とは、今の十円ぐらいの価値でした。 つづく

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