『JR下関駅』近くから出航する下関市営渡船に乗れば、約20分で[六連島(むつれじま)]に着く。
ここが、『妙好人お軽(かる)さん』の故郷である。
この紙芝居制作の取材のために、今年の夏に(この島へ)行って来た。・・小さな島であった。
お軽さんは、ここで生まれ、ここで結婚し、ここで子供産み、ここで悩み、ここで妙好人となって・・、ここで亡くなった。
前置きはここまでとして、それでは[お軽さん]の紙芝居を観て頂きましょう。はじまり、はじまり~。
妙好人というのは、苦悩に満ちた人間世界で、仏様の本願を信じ、喜ぶ念仏者をいいます。
[おかる]、というこの紙芝居の主人公もその一人です。
下関の港から、少しばかり沖に出たところに[六連島]という、小さな島があります。
おかるさんは、この島で生まれました。
男勝りだったという、おかるさん。
嵐の日でも、自ら小舟をこいで、北九州や下関のお寺に聴聞に行かれたそうです。
でも、なぜ?
このお話は、そんなおかるさんの物語です。つづく