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紙芝居:「妙好人 大和の清九郎(後編)」その6(最終回)

清九郎は、寛延二年、72歳の時に[中風=脳血管障害]にかかります。
 翌年、髪を剃り、法名『浄玄(じょうげん)』と名のり、ひたすら念仏三昧の日々を送ります。
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 娘・こまんには、先立たれますが、娘婿・久六が、最後まで看病をしてくれたそうです。
 臨終もせまり、久六が「・・苦しいでしょうから、口で念仏を称えず、心で称えられたらどうですか?」と言うと、
 清九郎は、頷いて、念仏を一度止めます。
 が、しばらくすると・・、又、念仏を称えました。
 そして、息を引き取ったということです。
 寛延三年(1750)、八月四日のことでありました。
 法名『釋 浄玄』、行年73歳。 おしまい 
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(現在もお花の絶えることのない、清九郎さんのお墓)

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