三月四日、僕は天王寺区にある「クレオ大阪」ホールに、紙芝居を持って行った。
会場は、約800人で満席。
そして、午後3時から4時までの1時間が、僕の持ち時間。
この日は、やけに喉が乾き、スポットライトが明るく感じていたのを覚えている。
そして講演が始まり、30分が経ち、この日2本目の紙芝居に移り、なんだか今日は舌が滑らかじゃないなあと感じていた。(案の定、ドクターによるとこの時刻に脳内出血は始まっていたそうだ。又、後で聞くと、会場でも言葉が分かりにくかったそうだ。)
つづく
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それは、突然にやって来た...(その三)
それは、突然にやって来た...(その二)
...そう、それは何の前兆もなく、突然にやって来た。
その日は、三月四日だったのだが、時間を少し、巻き戻さねばならない。
丁度その前日(三月三日)に、一本の電話が入った。
「明日、クレオ大阪でやる.仏教婦人会の講師さんが、インフルエンザで倒れてしまったんです。急な話ですが、宮本さん.何とかなりませんか?」と。
僕は.「何とかしましょう!」と、調子に乗って言ってしまった。
だが、後から考えると、これが生死を分けた、不思議な仏さまからの、三つの奇跡の始まりだったのだ。
そう、その一つ目が、仏さまからの突然の講師依頼だったのである。
つづく