住職のつぼやき[管理用]

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紙芝居:「不思議なクマグス」(その3)

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 大学を辞め、和歌山に帰ったクマグスは、
「わしに日本は狭すぎる!本当の学問は、本場の外国に行ってやらねばならん!」と、父に無理を言って旅費を出してもらい、単身アメリカに渡ることにしたのでした。
ファイル 906-2.jpg(アメリカ留学中の熊楠)
 そして、アメリカの大学で勉強を始めました。
 しかし・・、
 一年も経つと、クマグスは大学の寮で揉め事に巻き込まれ、その大学を辞めてしまいました。
 その後、和歌山の実家からの仕送りも途絶え、窮したクマグスは、
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 南米キューバに渡り、サーカス団に入団し〔象使い〕の助手をしながら、各地で植物採集をして、研究を続けたのでした。

 その後、クマグスはイギリスに渡り、誰の助けも借りず、独学で勉強を続けました。
 その甲斐あってか、やがて〔大英博物館〕の部長に見出され、クマグスは博物館の助手として雇われ、そこで活躍し、彼の研究は学会でも発表され、世界的に名が知られるようになっていったのでした。
 が、しかし・・。(又しかし、かいっ!)
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 またもやここで、クマグスは事件を起してしまいます。
 それは博物館で日本人を軽蔑し、クマグスに唾を吐きかけた白人を殴ってしまったのです。
 それで、クマグスは博物館を追い出され、収入の道を無くしてしまいました。
 そしてついに、クマグスは友達にお金を借りて、日本に帰る決意をしたのでした。 
 この時、外国に渡ってから、すでに14年の歳月が経っておりました。 つづく

兵庫県加古川市からの団参

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 本日、兵庫県加古川市から真宗大谷派の「光念寺」さまの御一行が、団参に来て下さった。
 今回は、大型バスと中型バスの二台(計61名)でお参りくださり、小さいうちの寺が参詣の方で一杯になった。(うちの永代経法要でもこんなに人は集まらない。・・うれしい悲鳴であった。)
 あいにくの雨模様のお天気だったので、「バスの到着場所からお寺まで(三分ほど)歩いて来てもらうのが申し訳ないなぁ。」と妻と話していたら、小雨となり、お日さんも出てきたので、ホッとした。(うちに、大きな駐車場があったらなぁ・・と、つくづく今日は思ったわ)
 又、うちはトイレも小さいので、まず今日は『かなん道の駅』に寄って頂き、トイレ休憩してからお出で頂いた。(トイレも、もうちょっと大きくしたいなぁ。・・希望ばっかりや)
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 さて、光念寺様ご一行が到着されてから、今日は(二階の床が抜けたらあかんので〔笑〕)一階ホールで、まずお勤めをして頂く。
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 そののち「紙芝居法話」を約40分。今日は「三尺三寸のお箸」と「共命鳥のはなし」の二本をさせて頂いた。
 毎回思うのだが、うちにお越し下さるお寺の住職さん(&檀家さん)は、本当に気さくな方ばかり、腰が低くお優しい方ばかりだ。
 それで、ご一緒の檀家さんとずっと仲良くされていて、ホンマ雰囲気が良い。
 それをいつも皆さんがお帰りになられた後、坊守(妻)と一緒に話題にして話し合っている。
 「あんな風に檀家さんたちと仲良く御付き合い出来るお寺が、一番良いお寺のスタイルなのだろう」と、今日もこんな話を妻とべちゃべちゃしていた。
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 今回も、皆さんをお送りしながら、「あんなお寺さんになりたいなぁ」と思い、お寺に帰ってそのことを妻に言ったら、妻に「お父さんも勉強やで、勉強。今日も良い勉強させてもろたなぁ。お父さんも頑張りや」と言われ、ほんまその通りやとも思ったのであった。合掌

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