住職のつぼやき[管理用]

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98回目の「講話クラブ」

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 昨日、大阪市生野区の「特養老人ホーム 甍」さんへ、今回で〔98〕回目となる「(紙芝居)講話クラブ」の開催に行ってきた。
 98回目ともなると、結構仲良しの御方ができる。
 この(写真)の方も、『木所(きどころ)』さんとおっしゃって、仲良しのお一人である。
 この方、車椅子ではあるが、お身体はいたって健やかで、今回、ご本人の許可を得て(写真)を掲載させてもらった。(「載せて頂けるなんてもったいない」とおっしゃられたが、僕の方こそ、もったいないです)
 この御方、仲良しというよりも、僕の人生の師のような方でもあり、毎回僕に、いろんな事(政治・宗教・歴史・哲学などなど)を教えてくださる。
 博学で、智慧も深く、物静かで、しかもユーモアのセンスもある、そんな御方だ。
 そう、この方に『かつて、大阪に津波が来た事』を教えてもらったのである。
 お若い頃に、大正区に住んでおられ、津波犠牲者の慰霊碑について、ずっと研究されていたらしい。
 木所さんは、僕に「津波の事を人に語るなら是非、現地(慰霊碑の場所)に行くように」とおっしゃって下さり、その通り、僕は現地に行って取材し、結果的にこの写真の『紙芝居』が完成したというわけである。
 つまり、この紙芝居の製作要因を下さった恩人である。
 この日、皆さんの前で、木所さんに感謝した後、この紙芝居を実演した。木所さんは、心から喜んで見てくださっていた。
 僕も一つ恩返しが出来たような気がして嬉しかった。
 又、例の被りもんのちょんまげも受けた。・・施設職員さんに、「宮本さん、久々の被りもん付き『紙芝居』ですなぁ。ははははっ」と言われた。が、そんなに僕って『被りもん付き・変身紙芝居』作ってたかなぁ・・? 自分でも忘れてしもた。・・僕って変身願望があるんかなぁ。(笑い)
 

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