小学生の頃に読んだこの〔太宰治〕氏の短編小説は、ずっと『ギリシャ神話』か何かを題材にして創作されたものだと思っていた。
確かにこの小説の最後に「古伝説(ギリシャ神話)とシルレルの詩(ドイツ人:シラーの詩)から」と、あるので、外国のお話をヒントに書かれたものには違いないが・・、
でも、これって〔太宰治〕の実体験も入ってたって知ってましたか?
熱海の旅館の宿泊費に困った〔太宰〕が、友達(壇一雄)を、宿泊費の人質にして、「必ず、僕はお金を持って帰って来る!信じて待っててくれ!」と言って、そのまま帰ってこなかった〔太宰〕。
「おい、おい、おいっ」と言いたくなるエエ加減な「人間失格」男〔太宰〕。
このお話は、そんな〔太宰〕の「反省」の為に書かれたものだったのかもしれません。・・いや違う。太宰治はそんな内省的な人間ではない。きっと「これはエエ小説のネタになるわ~」と思ったのでは・・?(人間失格仲間の僕としては、とっても共感するわ~。) でも、可哀相なのは〔壇一雄〕ちゃん。壇一雄は、どんな気持ちでこの「走れメロス」を読んだんやろなぁ~。きっと「怒るで、しかし!笑うで、しかし!」と、横山やすし風に読んで叫んだんやろなぁ~。
又、「メロスは激怒した」で始まるこの小説。
本当は、「壇一雄は激怒した!」ってな事件があったのではなかろうか?・・(笑い)
プロローグが長なったでしかし~。
それでは次回からの「紙芝居」をお楽しみに~。お話そのものは、とっても感動的な物語ですよ~ つづく
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