昨日の夕方、ライブハウスに到着するなり、「今日は、ステージ横の『DJブース(写真)』から、紙芝居をお願いします。」と『往生極楽チャリティーライブ』の司会者から言われたので、しばらく呆然とした。
(ライブハウスpx9cafe)
毎年のことながら、ここへの『お寺の出前』は、驚かされる。
これも毎年のことながら、僕の役目は、バンドとバンドとの間の交代時間の『つなぎ法話』である。
音楽を楽しみに来ておられる方には、退屈きわまりない僕の『法話タイム』かもしれないが、主催者から「仏教の話を若者たちに頼む」と言われたので、毎回しかたなくやっている。・・うそである。本当は僕も楽しんでやっている。だって、お寺の中の雰囲気とは180度違うのだから・・。
(ライブ風景)
でも、毎回思うが、この短い時間を使っての(コントのような)『法話』は本当に難しい。(みんな携帯電話を掛けたり、煙草・お酒・トイレに忙しいのだから・・。)
(僕のまん前では、おでんが売られてます。・・ちょっと気になりましたが、客観的に見てたらおもろかったです。)
おそらく、こんな奇妙な経験(ライブハウスで、バンドのつなぎで、紙芝居を使っての法話)を、毎年させて頂いている僧侶は、日本では僕だけだろう・・と思う。・・おそらく。(必要なのは勇気とノリだけです。・・でも、僕の法話を聞いてくれてない人達に、僕は心の中で叫んでいたんですよ。『俺の法話を聞け~、二分だけでもイイ~』・・と。
これは、僕にとっての毎年の修行である。(笑い・・合掌)
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