住職のつぼやき[管理用]

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「親鸞聖人750回大遠忌お待ち受け法要」と『手のぬくもり』

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 昨日、富田林市すばるホールにて、浄土真宗本願寺派 大阪教区石川南組(私が所属するお寺の組)が主催する、「親鸞聖人750回大遠忌お待ち受け法要」が、盛大に行われた。
 晴天にも恵まれ、約460名の門信徒の方々が、ご来場下さり、第一部の「お勤め」、そして第二部の(あの「さて、みなぁさん~」のタレント)浜村純氏による「基調講演」と、千宣(ちせん)社中の皆さんによる『親鸞音頭』の「アトラクション」が行われ、皆さん、法要とお話と歌と踊りで、お腹が一杯になられたような気がする。
 僕も『法要』に出勤した為、その時の写真はないのだが、カメラマンの方が、幾枚か撮っていて下さっていたので、又、機会があれば、このブログで発表したいと思う。
 さて、この法要、題名の如く、年忌一年前の『お待ち受け法要』なので、本番は来年の『京都:西本願寺』が舞台となる。
・・今からお参りさせて頂くのが、楽しみのような、緊張するような、微妙な気分だ。
 まぁ、それはエエとして、最後に個人的に印象に残った話を一つ。
 「さて、みなぁさん~」の浜村純氏の、元気一杯のお話が終わり、最後に感謝の気持ちとして、一人のお寺の坊守さん(奥様)が、浜村さんに〔花束〕の贈呈をされた。
 その時、浜村さんは、お礼に坊守さんに、握手をされたのだが、僕はその時、『浜村さんの手は、冷たいのか、あったかいのか?』が気になって、帰り直接、坊守さんに聞いてみたら、「どちらかと言うと、冷たかった・・」そうだ。
 あのご高齢(失礼!)で、あんな勢いでしゃべり続けて、一体体温はどうなっているのかが、気になったのでお聞きしたのだが、「案外、冷たい手なんだ」と、確認できた。
 「それが、どうした!」と言われれば、返す言葉はないのだが、
そんな事が、常に気になる男なのです、・・僕は。
 そのついでに、坊守さんに「よく漫画である、スターと握手した子供が、『やったー!私、絶対この手を一生、洗わないわ!』という気持ちにはなりませんでしたか?」と聞いたら、「なりませんでした」と、あっさり言われたので、『そら、そうやろ』と、自分自身、なんとしょうもないことを尋ねてしもうたんやと、ちょっと後悔した。
 『大法要』の準備と後始末のしんどさよりも、浜村純氏の手のぬくもりの方が、気になる僕って、やっぱり変な坊主なのかもしれんと、改めて思った、昨日の『お待ち受け法要』でした。 合掌

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