住職のつぼやき[管理用]

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気の毒だけど、笑ってしまった話・・

 先日、弟から聞いた『気の毒だけど、笑ってしまった』話・・。

 弟が電車に乗って帰宅途中・・、一人の(メガネを掛けた)酔っ払い中年男性が、車内に乗って来た。
 その男性、気分が悪くなったのか、次の駅でドアが開いた時、顔だけ車外に出して深呼吸をした。
 その時、(無常にも)ドアは閉まり、顔は両サイドからのドアに挟まれた。
 男性はあわてて顔を引き抜いたが、〔メガネ〕だけがドアに挟まれたまま、空中に残った。
 男性は急いでメガネを取ろうとしたら、又ドアは開き、(無情にも)メガネは、電車とホームの隙間に落ちていった。
 そして、電車は(無情にも)発車し、その男性、後ろを向いて、(弟も含む)乗客たちに「メガネが、メガネが・・・」と言ったが、誰もどうする事もできず、(弟を含む)皆は、下を向いたまま肩を震わせ、笑うのをじっと我慢していたらしい。
 ・・気の毒だけど、誰もどうする事もできず、ただ可笑しく、笑ってはいけないという気持ちをじっと我慢し、耐えたという事だ。
 しかし、「笑う事」に耐えられぬ者たちは(弟を含む)、そっと隣の車両に移って行き、笑ったということじゃ・・。

 ・・さて、皆さん、「忘年会シーズン」は今が真っ盛り。飲みすぎと電車のドアの開閉には、くれぐれもご用心、ご用心・・。
 
 

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