住職のつぼやき[管理用]

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障害者支援施設『ピュアあすなろ』への出前

ファイル 265-1.jpg (ピュアあすなろ施設)
 昨日、堺市にある《障害者支援施設『ピュアあすなろ』》様へお寺の出前に行ってきた。
 その目的は、施設職員の方への『自己啓発研修会』の、講師をせよ、という依頼であった。
ファイル 265-2.jpg
 担当の職員さんが僕に、「仕事に取り組む施設職員達の自己を見つめ直すキッカケが、少しでも出来れば有難いのです・・」という目的をお話して下さり、微力いや、無力ではあるが、人肌脱ごうと思いたった訳だ。
 講演が終った今も、《『自己啓発』っていったい何だろう?》という疑問が残っている。
 ・・辞典で調べたら、『自己啓発とは、自己をより高い段階へ上昇させようとすることである』と、書いてあった。
 はっきり言って、そんなお話は、僕には無理である。(脇腹がむず痒くなる。『自己暴発』なら出来るかも・・〔笑い〕)
 だから、最初に皆さんに、「僕の話を聞いてもらっても、一つも《自己啓発》にはならないと思いますが、それでも良ければお聴き下さい」と前置きして話を始めた。
 そして、内容は『仏教紙芝居』を使って、〔思いやり〕・〔慈愛〕・〔死別の受容〕について、日頃余り意識しない、この三つのテーマに絞り、お話させて頂いた。(これぐらいしか思い浮かばなかった・・)

 その日の晩、(つまり昨日)担当職員さんから、今回の研修の《アンケート結果》を、ピックアップしてメールで送って頂いた。
 最後に、その内容を少し述べて終りたい。

『紙芝居を使った物語をベースに教えて頂き、解り易かった』
『普段忘れている大切なことを、思い出させてもらいました』
『ゆったりした気持ちでお話を伺うことができました』
『普段忘れがちですが、人として、とても大切な事だと思いました。私達には、特に強く望まれることだと思いました』
 最後、『もう一度、話を聞きたい』・・この感想がとても嬉しかった。
(本当に『ピュアあすなろ』職員の皆さん、最後までお付き合いいただき有難うございました・・・。又ご縁ありましたら、お会いしましょう!)

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