住職のつぼやき[管理用]

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《『老健』と『特養』の違い》と《キューティー・ハニー》

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一昨日、堺市にある『老人保健施設《かたおか》』という所に、出前に行って来た。
 この日は施設内で《節分の会》というイベントがあり、そこで『仏教紙芝居』をせよ、とのご依頼だったのだ。
・・興味の無い方にはどうでも良い事かもしれないが、ここのように『老人保健施設』と、よくこの《ブログ》に出てくる『特別養護老人ホーム』との違いっていったい何なのか??・・皆さん知ってましたか?
 僕もよく解ってなかったので、「この際!」と思い、ここの職員のリーダーさんに聴いてみた。
 すると『老人保健施設』(以後『老健』と呼ぶ)とは、〔医療系施設〕でリハビリ施設を持ち、必ず〔常勤の医者〕がおられるそうだ。つまり『老健』とは〔家庭(在宅)復帰をめざす医療・リハビリ施設〕なのだ。
・・だから《終の棲家》にはならない。(一応名目上は・・そうらしい)。だから、必ずいつかは退出しなければならないだが、聴く所によると元気になって退出される方はホンの一握りだそうである。
・・つまり《終の棲家》に事実上なっている。
 そして又、次にここから『特養老人ホーム』に移る為の〔つなぎ施設〕の役割もしているということだ。
 ・・で、『特別養護老人ホーム』(以後『特養』と呼ぶ)は、《終の棲家》となる為〔寝たきりの方〕も多く、又〔嘱託医(他の医院などの開業医)〕はいるが、常勤の医者はいないらしい。これは〔医療系施設〕でないからだそうだ。そこに《老人福祉法》という法律が関係しているとの事らしいのだが・・、だんだんと〔頭の回線〕がごちゃごちゃになってきたので、ここで話題を変える。
 ・・ここの《節分の会》の〔おもろかった〕話をする。
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写真を見ていただければ判ると思うが、この会でぼくはいつもの〔紙芝居法話〕を50分程した。今回のテーマは節分なので、《鬼》の出てくる紙芝居に絞ってお話した。
 ・・そして次に職員による〔寸劇〕が始まった。
 男子の職員が《赤鬼》に扮して会場内で暴れる。(極度の緊張からであろうか・・、ちょっとテンションが上がり過ぎてホンマに危ない鬼になっていた)。それを女の子の職員が扮した《キューティー・ハニー》がやっつける。又その応援に、お年寄りに始めに手渡された(玉入れ競技用の)ポールを〔豆〕に見立てて、《鬼》にぶつけるという趣向の劇であった。
 最後、キューティー・ハニーから皆に、『それじゃ、みんな!最後に私のテーマソングを歌って踊りましょう!』とメッセージがあり、「この頃流行りの女のこぉ~・・」と曲が流れ出す・・が、・・お年寄りに《キューティ・ハニー》の歌と踊りは少し〔無理〕があった(笑)ようにと思う。
 ・・最後、一緒にこの劇を見ていた僕の隣のおばあちゃんが、ずっと僕の手や体を一生懸命に触って、それを自分の体に擦り付けている。・・それで「何をしてるのですか?」と聞いたら、「痛い所に擦り付けたら直るんちゃうか、ご利益があるかもしれんと思いまして・・」と言われた。
・・『僕はお寺の《厄除け線香の煙》かい!!』と思わず笑って言ってしまった。
 最後にこのおばあちゃんに僕から歌を捧げます!「いやよ~いやよ~、いやよ触っちゃいや~、ハニーフラッシュ!」終わり

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