住職のつぼやき[管理用]

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特養老人ホーム『あんり』の話

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 特養老人ホーム『あんり(古里)』は、私の寺から歩いて3分、走って1分、スベッてコロンで30分(昔のギャグ!)の近距離にある。
 ここは3年前に〔全室・個室〕の完全ユニット型の入居者定員数80名の新式施設(まるでモビルスーツ・ガンダムの説明みたい!〔笑〕)として開設された。
 又1階は通所介護センター『デイケア・カナン』も併設されている。
 ・・最初に述べたように、ここの施設は私の寺の近所であるが為、開苑当初から私はここの〔評議員《意味・評議する委員(笑)》〕と〔第三者委員《意味・利用者の方と施設側とのトラブル発生時における仲裁人のようお役》〕を仰せつかった。
 ・・と言っても、今はまだ、これと言ったトラブルもなく〔平和〕である。
 ・・という事情から(義理もあって)、私はここに毎月2回《入居者フロアーに1回・デイケアフロアーに1回》、〔お話会〕と称して『紙芝居法話』に行っている。
 ・・それで昨日も行って来た。今年、最初の〔お話会〕という事もあり、景気の良い『ねずみの嫁入り』の紙芝居をやってきた。
 下を向いたままの無表情なお年寄りも、僧侶のかっこのおっさんの私が、恥ずかしげもなく「私、あの方の所へお嫁に行きまチュ~!」と大きな声で紙芝居を読み上げたら、顔を上げて微笑んでくれた。・・で『この方、ちゃんと理解しておられるわ!』と思って嬉しかった。まぁ、毎回こんな調子でやってます。ちゃんちゃん。

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