住職のつぼやき[管理用]

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ネ(寝)コロンビア・レコードにデビューしたい

きのう、或るご門徒さん(お寺の檀家さんの事)から電話があった。「住職さん、今晩、居酒屋で一杯やりにいきまひょか?」というお誘いの電話だ。思わず一言「ハイ!」。夕方、その居酒屋で焼酎の水割り(梅干入り)を三杯ほど飲んだ。僕はアルコールに弱い。しかし、門徒さんの色んな話をお聴きしている内につい勢いで飲んでしまった。その内、隣の知らない河内のおっちゃん達も話に参加しだし盛り上がった。おまけに今日近くの汚ーい泥池から獲ってきたというバケツ一杯の小さなエビを差し出して「これうまいからあんたも食べ!」と言って跳ねているそのエビたちを皿に入れてポン酢をかけて差し出してくださった。門徒さんは「やめとき・・、食べる振りだけしとき、菌があるかもしれんから・・」と僕にそっと耳打ちされた。そして「住職さん、このエビなんとかするから、その間におっちゃん等の目をそらす為、1曲カラオケで歌っといて」と言われた。僕はおっちゃん等の目をこちらに引きつけるために大きな声で河島エイゴの『時代遅れ』を歌った。作戦はうまくいき、エビはその間無事処理できた。おっちゃんのひとりが歌を終えた後ボソッと言った。「あんた歌うまい。でも・・コロンビアレコードに売り込むのは無理やなぁ。しかし、寝(ね)コロンビアレコードやったらデビューできるかもしれんでぇ」と言われた。酔っ払ってるとはいえ、そのユーモアのセンスに感心してしまった。と同時に、おっちゃん等に悪いことしたと少し罪悪感が残った。でも食べなくて良かったとも・・やっぱり思う。しょうもない話ですんません。ブツブツ・仏 合掌

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