台風4号は、季節はずれの6月に上陸し、日本のあちこちで大きな被害を出している。
又その後から、台風5号も続いているらしい。
・・ということで、この紙芝居は今年の9月頃に発表しようと思っていたのだが、急遽今月に取り上げる事にする。
「わぁっ、えっらいこっちゃ!
四天王寺・五重の塔が折れて真っ二つや!
ほんま恐ろしい雨風やで。
あのなぁ、この台風は『室戸(むろと)台風』という名前で、京阪神にどえらい被害を出しよったんや!
そう、この日は昭和9年の9月21日の朝、8時頃・・。
史上空前と云われたこの台風被害の様子を、今から紙芝居で見てもらいまひょか。
この台風の名前の由来はなぁ、9月21日午前5時頃に、高知県室戸岬付近に上陸した事から『室戸台風』と名付けられたんや。
この室戸岬に上陸した時の中心気圧は、911.9ヘクトパスカル。
そして大阪ではなんとっ、風速60メートルを記録したそうや。
その強風で、大同電気(関西電力の前身)の送電線は、あめ細工のように、ひん曲がってしもたんや。
もの凄い風やってんなぁ。
さらに・・、
今里・布施間の大軌電車(現:近鉄)は、横転してしもた。
又この時、滋賀県の大津でも、瀬田川大橋で列車が横転して、乗客200名の死傷者を出したんやで。
又、大阪湾では4メートルの高潮が発生して、海水は8キロ内陸まで流れ込んだんや。
それでな、大阪湾に停泊していた巨大な商船は、陸に打ち上げられてしもたんやで。」(東日本大震災と時と似ているなぁ。)
つづく
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Q 2012年06月20日(水)14時50分 編集・削除
室戸岬に「室戸青年大師像」が建てられてから 台風銀座とよばれた室戸に台風が上陸しなくなったとか。。
あっ!! オチでしたか?!