昨日の「特養老人ホーム 白寿苑」での法話会は(紙芝居を使わずに)、絵本の朗読会をした。
その朗読したのは、先日、檀家の石屋さんに頂いた『ゆらちゃんのおはかまいり』(写真)という絵本である。
内容は作者(石材店社長)の実話で、(娘ゆらちゃんが)家族みんなで、先祖のお墓参りをするという単純なストーリーである。
この本、たくさん頂いた。
約百冊・・ぐらいか。
ほとんど檀家さん宅で配ったが、残ったから(石屋さんの了解を得て)、今、出前先の(主に)特養老人ホームで配っている。
配っただけでは、なかなか中身まで読もうとする人は少ないと思い、僕が実際、朗読してからお渡しすることにしている。
絵本の朗読は、「紙芝居」を実演するより、た易い事だと甘くみていたが、予想に反して難しかった。(どうも勝手が違う。情感をたっぷり入れて読まねば、聞く人はすぐそっぽを向く・・ような気がした。)
もちろん車の中で、大きな声で(朗読の練習をしながら)、白寿苑に向かったのだが、やはり本番では何べんのセリフを噛んでしまった。
やはり、自分で作った作品でないから、感情移入がしにくかったのかもしれない。
やはり、僕は自分で作って「紙芝居」を演じる方が、遥かに楽なようだ。
でも、白寿苑の入所者の方がたは絵本を大事にかかえ、「又、ベットの中で読ませてもらいます。私たち、お墓参り出来んから嬉しいわ~」と言いながら、皆さん喜んで帰られた。
だから、結果オーライにしておこう。
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