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紙芝居:「善導大師物語」(後編)

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 善導さまが説かれたお話に、有名なものが一つあります。
 それは『二河白道(にがびゃくどう)のたとえ』というお話です。
 それはこんなお話です。
 
 一人の男が、盗賊(この世の悪)に追われて逃げておりました。
 目の前には、細い白い一本道(念仏信仰)だけがありました。
 男はその道を行くしかありません。
 しかし、その道の南側は〔炎の河〕になっており、北側は〔嵐の河〕になっておりました。(この世の欲望)
 どちらに落ちても、男は焼け死ぬか、溺れて死ぬしかありません。(寿命)
 「どうしようか?」と迷っておりますと、東から「その道を行くが良い」とお釈迦さまが現れて言われました。
 又、西の岸から「恐れず、真っ直ぐ来るが良い。わしが護っておるから」と阿弥陀さまの声が聞こえます。
 その言葉に従い、男は真っ直ぐその道を歩いて行き、無事に西の岸(極楽)に着く事が出来たというお話です。(往生)

 これは、阿弥陀様におすがりすれば、必ず救われて極楽に往けるという、たとえ話です。
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 さて、このお話もいよいよクライマックスです。
 晩年の善導さまには、このような伝説があります。
 それは、善導さまがお念仏を称えると、一声ごとに口の中から金色の光があふれ出し、まるで仏さまが姿を現したように見えたというお話です。
 それ程、尊いお方であったのでしょう。(ええ声~~、ちょっと古う)
 その善導さまも六十九歳でお亡くなりになりました。
 お墓は、お弟子たちによって建てられ、この地はのちに『香積寺(こうしゃくじ)』というお寺になりました。
 
 遥かのち、日本の源信さまも、法然さまも、そして親鸞さまも、深く『善導さま』のお徳を慕われ、「善導大師さまは、阿弥陀如来の生まれ変わりだ!」と、心から敬われたということです。
 おしまい