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紙芝居:「不思議なクマグス」(その7)

 子供が生まれて喜んだのもつかの間、又、クマグスに大事件勃発です。
 それは政府が『神社合祀令(ごうしれい)』というお布れを出した事に始まります。
 これは「小さな祠(ほこら)や、氏神さんは壊してしまって、村や町に一つだけの神社を祀りなさい」という命令でした。
 そのお布れに、クマグスは猛反対をします。
 神社の境内や鎮守の森には、クマグスが研究する小さな生き物たちが一杯います。又、信仰している神様を失うことで、人々の心と心がバラバラになると思ったからでした。
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 クマグスは国や県に対して、「そのお布れは自然の生態系を壊し、人々の心を壊し、決して日本の未来の為には良くならない!」と訴えたのです。
 そのあまりに烈しい抗議をするために、クマグスは警察に捕まり牢屋に入れられた事もありました。
 クマグスは、日本で最初の〔環境保全運動(エコロジー)〕の走りだったのです。
 この結果、やがて政府(国会)はこの〔神社合祀令〕を撤回し、二度と行わないと議決しました。
 これによって那智の原生林などは、ひどい被害を避ける事ができました。
 現在、和歌山の〔熊野古道〕等は、世界遺産に登録されましたが、もしクマグスが居なければ、それは「登録ならずっ!」であったかもしれません。 つづく