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紙芝居:「不思議なクマグス」(その6)

・・これも余談になるが、何年か前、民放で『JIN-仁』という現代の医者が幕末にタイムスリップして活躍するというテレビドラマが大ヒットした。
 覚えておられる方は多いと思うのだが・・?
 さて、この(ドラマの架空の)主人公の名前は『南方(みなかた)仁』という。
 もうお気づきの方も多いと思うが、ドラマの主人公『南方仁』のモデルは一説によると、『南方熊楠』といわれている。(どちらの南方も、同時代の人間たちから見ると〔宇宙人〕的に見えるところが接点なのかな?) 
 もちろん、熊楠は医者では無いし、ドラマの南方医師の方が(超)遥かに常識人である。・・が、ドラマ(漫画)の作者は、このお話を描く前に、『熊楠』記念館を尋ねて取材されているし、ちょっとだけ本物の(赤ん坊の)熊楠をドラマに登場させ、和歌山で南方仁医師と接触させている。(この辺が憎いなぁ)
・・でも、南方熊楠と幕末の南方仁とは時代が違う為、これ以上の二人の交流は不可能であったと思われる。・・僕は、南方仁は、南方熊楠の子孫(養子?説)であったぐらいのオチをつけるのかと思っていたが、そこまでせんかったなぁ。(笑い)・・どうでもよい余談おわり。
ファイル 909-1.jpg(熊楠その若き晩年)
 クマグスは、型やぶりな変わり者でした。
 世界18ヶ国語(19ヶ国とも云われている)を話せ、『歩く百科辞典』とも呼ばれるほど博識があるのにも関わらず、常に自宅では裸ん坊で凄し、(時には森林の中でも裸でうろうろした、又あえて写真では腰巻のような物を巻いて写っているが、おそらくあれは、写真用であって、実際は常にフルチンだったに違いない・・と思う)アンパンをこよなく愛し、銭湯に行って、子供たちを摑まえては『世界の伝説』などを語り、気に入らない大人には、ヘドを吐いて大喧嘩をしたと伝わっています。(南方仁(JIN)はそんなことせんなぁ)
ファイル 909-2.jpg
 そんな、子供が大人になったようなクマグスを友達たちは心配して、お嫁さんを世話することにしました。
 お嫁さんの名前は、〔松枝〕さんとおっしゃって、闘鶏神社の娘さんでした。
 この時、クマグスは39才。初めて家庭を持ったのです。
 松枝婦人への最初のプレゼントは、〔樽一杯の本〕だったと伝わっています。(笑うしか・・ないなぁ。松枝夫人に最大限の同情を致します)
 こののち、クマグスは一男一女の父親になります。 つづく