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紙芝居:「不思議なクマグス」(その5)

・・クマグスと幽霊の話をもう少し。
 クマグスは、和歌山県の那智で、一人植物採集をしている時(そのあまりの孤独さゆえか?はたまた持って生まれた才能か?)よく幽霊に遭遇している。(クマグスの面白いところは、(その幽霊を恐がらずに)そこは研究者・科学者の目でじっくりと幽霊を観察しているところである。・・そんな記録が残っているのだ。)
 たとえばこうだ。
 「本物の〔幽霊〕と〔幻覚〕とはこう違う。本物の幽霊はどんな状況で出現しても、床に対して《垂直》に立って現れる。・・が、幻は、床に対して《平行》に現れる。つまり、枕元に立つのは本物の幽霊。 おおいかぶさってくるのは幻である」と、その述べている。
 そう考えると、昨年ヒットした三谷幸喜監督の『ステキな金縛り』はおかしく(誤りに)なってくる。
 深津絵里さん演ずる主人公が金縛りにあって、西田敏行さん演ずる幽霊が、深津さんに覆いかぶさり、二人はこの時はじめて接触する。・・が、クマグス説では、覆いかぶさって来る幽霊は、深津さんのイメージで作り出した幻影なのだ。
 だから、正確には西田さん演ずる落ち武者の幽霊が、裁判に立って証言してもらうには、まず、深津さんの布団の上に垂直に立って登場しなければならない。でないと、クマグス説を取るならば成り立たない。(別にこの説を取らんでも良いのだが〔笑〕)
・・長々とこんな事をまじめに書いてる自分が、だんだんとあほらしなってきたが、まぁ、でも幽霊が垂直に枕元に立ったら、映像的にはあまり迫力が出ないやろなぁ・・とも思う・・。もうこのへんにしとこか。 
 皆さんも、この際是非『金縛り』に(寝ている時に)あったら、幽霊が平行か垂直かを、客観的に見つめて頂ければ、又違った『金縛り』の楽しみ方を味わえると思いますのでご参考に。
 長い余談、終り。
 さて、本編に戻らな・・。
ファイル 908-1.jpg
 ところで、クマグスが生涯を掛けて研究をしたものに『粘菌(ねんきん)』があります。 
 『粘菌』とは何でしょうか?
 それは『菌』が付くので、カビの仲間の様です。
 しかしこの『粘菌』は、自分で動き回って細菌などを食べて大きくなるので、動物のようでもあります。
 が、又、胞子(ほうし)などをばら撒いて仲間を増やすので、植物のようでもあります。
 つまり『粘菌』は、動物のようでもあり、植物のようでもある(・・ベンベン、それは何かと尋ねたら・・〔笑い〕)、不思議な生命体なのです。
 この『粘菌』、ひょっとすると太古の昔に、宇宙の他の星から、この地球に落ちて来た動・植物の原型ではないかとも言われているのです。
 クマグスはこの不思議な生命体に興味を持ち(何か、クマグスが興味を持つなんてよく解る気がするなぁ・・)、集めて研究しました。
 中でも、自宅の柿の木(自宅かいっ!〔笑〕)から発見した粘菌は、新種の粘菌で世界的にも認められ、『ミナカテルラ・ロンギ・フィラ』と、クマグスの名字を入れて名づけられました。 つづく 
 
 

コメント一覧

Q 2012年05月27日(日)16時16分 編集・削除

なんか宗派は違いますけどお大師様を感じますよねぇ

カンネン亭 2012年05月27日(日)20時49分 編集・削除

まったく、その通り。
 クマグスとお大師さまは、どこか似ておられますよね。
 どちらも変わり者で大天才。
 そして、純粋でどこか無垢な子供のようで。
 そしてどちらも熊野の国に縁が深い。
 

愛子 2012年08月18日(土)01時44分 編集・削除

素敵な金縛りも見たので、無茶無茶笑いました。
次男に
「パソコン見て何笑ってんの?」と
不振がられてしまいました。

宮本住職のせいやww

熊楠面白いですねぇ。
いや、宮本住職も面白いです。ww

カンネン亭 2012年08月18日(土)23時21分 編集・削除

愛子さん

 笑って頂けて光栄です。
 今後とも尚、精進して笑って頂ける紙芝居紹介にまい進したいと思います。