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紙芝居:「不思議なクマグス」(その3)

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 大学を辞め、和歌山に帰ったクマグスは、
「わしに日本は狭すぎる!本当の学問は、本場の外国に行ってやらねばならん!」と、父に無理を言って旅費を出してもらい、単身アメリカに渡ることにしたのでした。
ファイル 906-2.jpg(アメリカ留学中の熊楠)
 そして、アメリカの大学で勉強を始めました。
 しかし・・、
 一年も経つと、クマグスは大学の寮で揉め事に巻き込まれ、その大学を辞めてしまいました。
 その後、和歌山の実家からの仕送りも途絶え、窮したクマグスは、
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 南米キューバに渡り、サーカス団に入団し〔象使い〕の助手をしながら、各地で植物採集をして、研究を続けたのでした。

 その後、クマグスはイギリスに渡り、誰の助けも借りず、独学で勉強を続けました。
 その甲斐あってか、やがて〔大英博物館〕の部長に見出され、クマグスは博物館の助手として雇われ、そこで活躍し、彼の研究は学会でも発表され、世界的に名が知られるようになっていったのでした。
 が、しかし・・。(又しかし、かいっ!)
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 またもやここで、クマグスは事件を起してしまいます。
 それは博物館で日本人を軽蔑し、クマグスに唾を吐きかけた白人を殴ってしまったのです。
 それで、クマグスは博物館を追い出され、収入の道を無くしてしまいました。
 そしてついに、クマグスは友達にお金を借りて、日本に帰る決意をしたのでした。 
 この時、外国に渡ってから、すでに14年の歳月が経っておりました。 つづく