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《そうじ力の元祖》紙芝居:『愚か者のパンタカ』

 先日、大きな書店に寄った時の事・・。
 店の前棚に《あなたの夢を叶える〔そうじ力〕!》という本が山積みされていた。その回りにも同じような題名の本が並んでいた。・・つまりこの手の本は今の売れ筋なのだろう。
 掃除をする事によって自分の内面も綺麗にして、その結果〔幸運〕を招き寄せ、〔夢〕を叶える・・ということなのだろうか?
 話は変わるが、お釈迦様の弟子にも〔そうじをする事によって悟りを開いたお坊さん〕がいる。
・・今日はそんな〔お坊さん〕のお話をしたいと思う。
ファイル 71-1.jpg (仏教もの5)
 昔、お釈迦様の弟子に〔愚か者のパンタカ〕と呼ばれる者がいた。
 どれぐらい愚かだったかというと、時々自分の名前も忘れてしまう程だった・・。
 ある日、パンタカは油を買いに御使いに出る。・・が、その途中、何を買うべきだったかも忘れてしまう。
ファイル 71-2.jpg
 途方に暮れ、自分の愚かさを歎くパンタカに、偶然出会わせたお釈迦様は「自分の愚かさを知ってる者は、決して愚かではない」と教えを説かれる。そして「・・パンタカよ、誰にも苦手な事はある。反対に誰にも得意な事があるものだ。お前は何が得意か?」と訊ねられる。
 するとパンタカは「私は掃除が得意です」と答える。
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 ・・そこで、お釈迦様はご自分の部屋にパンタカを招き、「パンタカよ、お前は今日からこのホウキを持って『塵を払い、垢を除かん』と称えて一心に掃除をしなさい」と言われる。
 ・・それからというものパンタカはただひたすらに掃除を続け、やがて三年の歳月が経とうとしていた。
ファイル 71-4.jpg
 パンタカは、掃除を続ける内に「・・ああ、人間も同じなのだ。心の中の塵や垢を除くことが大事なのだ!」と気づき、やがて大きな真理を得る。
 こうして愚か者と蔑まれていたパンタカは、やがて皆から尊敬される立派なお坊さんになったということです。おしまい。

 余談になるが、日本では『茗荷(ミョウガ)』を食べ過ぎると、モノ忘れがひどくなると云われている。これは、パンタカの墓の回りに〔家の周辺という説もある〕『ミョウガ』がたくさん生えていた事から云われ始めた・・と伝わっている。〔でもこれは良くない言い伝えだと思う。悟りを開いたパンタカが可哀想ではないか?・・いったい、誰が言い始めたんじゃ!〕
 

コメント一覧

愛子 URL 2011年08月03日(水)18時31分 編集・削除

みょうがの話は知りませんでした~!
こんなところにも仏教のお話がかかわってるんですね。
凄い~!

私も物忘れが激しいので
掃除しようと思います。

今でもスッカラカンなのに
更にスッカラカンにww

カンネン亭 2011年08月03日(水)20時55分 編集・削除

愛子さん

・・ちなみに、ダスキン(ダスト=ほこり、キン=ぞうきん、合わせてダスキン)の会社の掃除社訓の根本思想は、このパンタカがルーツらしいです。

愛子 URL 2011年08月04日(木)20時23分 編集・削除

出すと+金

へ~~!
急にダスキン好きになって来ましたっ。