住職のつぼやき[管理用]

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「あっ、しまった!」と思った出前

 昨日、カナン・デイサービスへ、『出前法話』に行った時の話。
 デイサービスの皆さんに、昨日は、紙芝居『地獄のはなし』をした。
 こちらは、お寺の近くの施設なので、当然檀家(信徒)の方もおられる。
 しかも、一番前に、何人か陣どって座っておられた。
 僕は、『地獄紙芝居』をしながら、途中で気づいた。
 ・・この紙芝居には、子供たちが親より先に死んだ罪(僕は自殺にしたが)により、地獄でいじめられる場面があり、
・・それは、前に座っておられるSさんという女性に(病死で子供さんを亡くされたのであるが、)該当してしまう。
 それで、紙芝居を見ることによって『気持ちを傷つけないか?』と思ったのである。
 しかし、もう始めてしまったので、止めることはできず、なんとか話の本筋を変えなければと思った。
 そこで、その場面には、ト書きにない説明(セリフ)を急遽アドリブで入れ(皆、助かる事にして、)話を(無理やり)進めた。
 そして、話が終った後も、なぜ、『子供地獄が、作られたのでしょうか?』という話も、おまけとして少し付け加え、皆と話しあった。
 まぁ、紙芝居の話の筋は、多少おかしくなってしまったが、そんな事はかまわない。
 Sさんのほっとした顔が見れたので・・。これで良いのだ!
 
 
 
 

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